職務経歴書は書けても、志望動機になると急に筆が止まる、という方、多いんじゃないでしょうか。私自身、異業種への転職活動で一番苦戦したのが、実はこの志望動機でした。
なぜ「成長性・将来性」だけの志望動機は評価されないのか
パーソルキャリアが採用担当者2,000人を対象に実施した調査によると、履歴書の記載内容のうち最も重視する項目として「志望動機・志望理由」を挙げた割合は17.1%で、職歴に次いで2番目に多い結果となっています(出典)。つまり、志望動機は「なんとなく埋める欄」ではなく、採用担当者がかなり注意深く見ているポイントなんですよね。
一方で、「貴社の成長性に魅力を感じ」「将来性のある業界だと考え」といった書き方は、実例や実体験の裏付けがないと、聞こえの良いことを言っているだけと受け取られやすい、という指摘もあります(出典)。採用担当者が実際に見ているのは、企業とのマッチ度合いと、エピソードの具体性、そして入社後にどう貢献するかという論理性の3点だと言われています(出典)。
つまり、丁寧に見られている項目だからこそ、一般論で済ませてしまうと、かえって印象に残らないまま終わってしまうんですよね。
多くの人がやりがちな志望動機の落とし穴
正直、私も最初はこの落とし穴に、いくつかはまっていました。
1つ目は、一般論で終わってしまうことです。「成長性」「将来性」といった、誰にでも書ける言葉だけで終わらせてしまうパターンですね。
2つ目は、前職への不満をそのまま書いてしまうことです。「今の会社の環境に限界を感じて」という言い方だけだと、採用担当者からは「うちに来ても、また不満を理由に辞めるのでは」と捉えられかねません。実際、面接官が挙げるNGな志望理由の中にも、前職批判に近い内容が含まれることが指摘されています(出典)。
3つ目は、待遇や条件が中心になってしまうことです。「年収が上がるから」「働き方が柔軟だから」ということが本音であっても、それだけを前面に出すと、「条件が良ければ他社でもいいのでは」と思われてしまいます(出典)。
評価される志望動機に共通する視点
こうした落とし穴を避けるために大事なのが、「なぜこの業界・この会社でなければならないのか」を、自分の実体験から逆算して語ることです。
一般論やきれいな言葉ではなく、前職での具体的な経験の中で感じた気づきや、ある種の物足りなさ、葛藤があって、その先に「だからこそ、ここを目指したい」という必然性が生まれている。この順番で語られている志望動機は、聞いている側にも自然と説得力が伝わるんですよね。
私自身、最初はこの「自分の葛藤を正直に書く」ということに抵抗がありました。でも、実際に書いてみたら、意外とそこが一番読み手に響く部分だったんですよね。
まとめ
「原体験からの必然性」という視点、言葉にするとシンプルなんですが、実際に自分の経験に当てはめてみると、これが結構難しいんですよね。
実は、私自身が実際にどう書き直したか、Before/Afterの具体例も含めて、こちらのnoteでまとめています。職務経歴書の書き方と合わせて、実践的な型として使っていただけます。

