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「NISAとiDeCo、なんとなく両方聞いたことはあるけれど、結局何が違うのかよく分かっていない」
正直、私自身も最初はそうでした。
この記事では、NISAとiDeCoの違いを整理したうえで、実際に両方を使っている立場から、優先順位のつけ方や、始める前に感じていた不安についてもお話ししていきます。NISAを使った投資信託・個別株の始め方については以前の記事でも詳しく書いているので、あわせてご覧ください。
NISAとiDeCo、結局何が違うのか
結論から言うと、NISAとiDeCoは「非課税で運用できる」という共通点はあるものの、制度としての性質はかなり違います。
NISAは、株式や投資信託で得た運用益が非課税になる制度で、いつでも引き出せる自由度の高さが特徴です。一方でiDeCoは、毎月掛金を払って将来の年金を自分で準備する私的年金制度で、運用益が非課税になるだけでなく、掛金が全額所得控除の対象になるという税制優遇があります。ただし、積み立てたお金は老後資金という位置づけのため、原則60歳まで引き出せません(2026年9月時点で確認できた情報です。所得控除や引き出し制限を含め、制度は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください)。
「非課税」という言葉だけ見ると似ているようで、実は「いつでも引き出せるか」「掛金が所得控除になるか」という点で、性質がまったく違う制度なんですよね。
併用はできる?→できます
これはよく聞かれる質問ですが、NISAとiDeCoは併用が可能です。それぞれ別の口座として管理される制度のため、一方の非課税枠が、もう一方に影響することはありません。
「どちらか一方を選ばないといけない」と思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。実は私も、最初はそう思っていました。
iDeCoの最大のハードル:60歳まで引き出せないこと
結論として、iDeCoを始める前に一番引っかかったのは、この「60歳まで引き出せない」という制約でした。
正直に言うと、iDeCoを始める前は不安だらけでした。お金が減ってしまう(元本割れする)リスクへの不安はもちろん、手続き自体の分かりにくさにも苦労しましたし、何より「iDeCoの節税」と言われても、その仕組みがいまいちピンと来ていなかったんですよね。
この節税の仕組みを理解するきっかけになったのが、通称「両学長」の著書『本当の自由を手に入れる お金の大学』(PR)でした。あわせてYouTubeの解説動画も見ながら、掛金が所得控除になることで、毎年の税金がどう変わるのかを、少しずつ理解していった記憶があります。すでに資産形成の基礎知識がある方には、内容が物足りなく感じられるかもしれません。
実際にiDeCoを始めてみると、私の場合は少額からのスタートだったこともあり、60歳まで引き出せないことを、特に負担には感じていません。むしろ「今のうちから積み立てておけば、老後にいくら貯まっているかが見える」という安心材料になっていますし、絶対に使わないと決めたお金をiDeCoに入れることで、節税対策としての効果も実感しています。
実際どう使い分けているか
結論として、私はNISAを優先し、iDeCoは無理のない範囲で積み立てる、という使い分けをしています。
理由はシンプルで、NISAはいざという時にいつでも引き出せる柔軟性がある一方、iDeCoは60歳まで引き出せないからです。まずは自由度の高いNISAから枠を埋めていき、iDeCoはあくまで「絶対に使わないお金」の置き場所として位置づけています。
資産構成としては、投資信託が約6割、現金が約1割、残りを個別株にあてています。NISA・iDeCoはどちらも基本的に投資信託で運用していて、個別株については特定口座で運用する、という形で分けています。ちなみに私はSBI証券を使っていますが、どの証券会社を選ぶかは、次の章で紹介する比較の視点も参考にしてみてください。
比較して選ぶなら:証券会社の選び方
結論として、証券会社を選ぶ際は、手数料の水準と、取り扱っている商品の種類を軸に比較するのがよさそうです。
NISA口座を比較する際は、運営管理手数料が無料かどうか、投資信託のラインナップが豊富かどうかが一つの目安になります。たとえばマネックス証券(PR)は、NISA口座の手数料が無料で、投信残高に応じたポイント還元がある点が特徴です(2026年9月時点の情報です。最新の条件は公式サイトでご確認ください)。すでに他の証券会社でNISAを使っている方や、クレカ積立のポイント還元を重視しない方には、乗り換えの手間の方が大きく感じられるかもしれません。
iDeCoの証券会社選びでは、運営管理手数料が0円かどうかが特に重要です。松井証券(PR)は、iDeCoの運営管理手数料が0円で、低コストな投資信託を40種類ほど取り扱っている点が特徴です(2026年9月時点の情報です。最新の条件は公式サイトでご確認ください)。一方で、すでに他社でiDeCoの口座を開設していて、資産の移換手続きの手間をかけたくない方には、必ずしも乗り換えをおすすめできるわけではありません。
いずれも、実際に私が使っている証券会社ではなく、比較対象としてご紹介しています。ご自身の状況に合わせて、手数料や商品のラインナップを比較してみてください。
まとめ
NISAとiDeCoは、どちらも非課税で運用できる制度ですが、「いつでも引き出せるか」「掛金が所得控除になるか」という点で性質が異なります。併用は可能なので、「どちらか一方」と考えず、それぞれの特徴を踏まえて優先順位をつけるのがよさそうです。
私自身は、柔軟性を優先してNISAから枠を埋め、iDeCoは無理のない範囲で積み立てる、という形にしています。まずはご自身にとって「絶対に使わないお金」がどれくらいあるかを整理するところから、始めてみてはいかがでしょうか。

